聖クルアーンと科学

 

 色の言語

 

今月号のテーマは春です。春になると自然界で花が咲き、多くの動物が冬眠から目を覚まし始めます。冬の間は色が少ない自然がカラフルに変身をします。そこで、今月は色について考えていただきたいと思いました。


色は環境の意味をなすことにおいて、人々にとって重要であるのと同様に他の生きている生き物が生き残るためにも不可欠です。


生き物は光に従って働く「色の言語」を認識するシステムを持っています。 異なった色がすべての生き物にとって異なった意味を持ちます。 生き残るために、全ての生き物は色の意味を知らなくてはなりません。
 

それでは、生き物はどのようにこの色の言語を使うのでしょうか?


最初に、大多数の生きている生き物が食物を見いだすために色を必要とします。

次に、皮膚、うろこと毛皮の色は熱をどの程度吸収するか、あるいは放散するかの特徴を持つために生活の連続性における重要な役割を演じます。 更に、生き物は自身を敵から守るために自身の色を変化させます。生き物が生存している環境で調和が取れている色に起因して、生き物たちは自分自身をカモフラージュして、敵から隠れることができます。


色はまた交配相手やひな鳥を識別するために役立ちます。例えば、母鳥は自分のひな鳥をじっと見つめ、その色によってひな鳥が食物を必要としているかどうか理解します。 同様に、ひよこは自然にこのようにして自分の母を認識して、そして食物が届けられます。生き物は生命を存続させるために色の意味を知る必要があります。 正確にこの知識を達成するために、彼らは色の認識の適切なシステムを所有する必要があります。


もし彼らがこれらのシステムを持っていなかったなら、環境の中で生き延びることは出来ないでしょう。食物を識別することも出来ず、敵を識別することも出来ないでしょう。


確かに、誰もがこのような洗練されたシステムが偶然の一致によって存在するようになったと主張することができません。 すべてのシステム、すべてのハーモニー、すべてのデザイン、すべてのプログラム、すべての計画、すべてのバランスがデザイナーによって作られなくてはなりません。この力の所有者は力に限りのない唯一の神アッラーです。


聖クルアーンの創造者章(ファーティル章)の27−28節では以下のように色について語られています。


「あなたがたは見ないのか。アッラーは天から雨を降らせられる。それでわれは,色とりどりの果物を実らせる。また山々には,白や赤の縞があり,その外多くの色合いをもち,真黒いところもある。また人間も鳥獣家畜も,異色とりどりである。アッラーのしもべの中で知識のある者だけがかれを畏れる。本当にアッラーは偉力ならびなく寛容であられる。」

 

聖クルアーンと科学へ戻る

 

 

前のページへ

次のページへ