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歴史を通し、多くの著作家にとって宗教は最も興味あるテーマでした。世界の創造や神の存在について書かれている書物は多くあります。自然と自然界の生物は、その不思議な力によって神の存在への理解に貢献するものであり、しばしば研究のテーマにされてきました。水中生物は驚異の存在とされる種の一つで、これまで多くの人々の関心を集めてきました。クジラ、サメ、ウミガメやその他の大きな魚が主にその対象でしたが、最近の研究は水中の小さな生物についての関心を集めました。海中の小さな被造物について様々な事柄が理解されるにしたがって、神の偉大な力が明らかにされていきます。
水中の、小さな、不思議なこの被造物は、プランクトンと呼ばれます。受動的に浮いているのみ、あるいはわずかに動いているのみの動植物がこれに含まれます。プランクトンという言葉はギリシア語の「漂う」という単語から来ているものです。海に漂うプランクトンは、この星で最も数の多い生物の一つです。ボールにほんの一杯の海水には、この小さな有機体が100万も存在しています。プランクトンは肉眼で見ることは出来ません。これらの被造物を知る唯一の方法は、それらを見つけ、顕微鏡の助けを借りて観察することです。多くの海洋動植物は、そのライフステージでプランクトンである段階を通過します。しかし多くはその後、より大きく育つのです。この種の生物は定期性(一時性)プランクトンと呼ばれます。終生プランクトンとは、これらとは異なり、生涯をプランクトンとして生きる小さな被造物を意味します。
プランクトンは植物性・動物性とも分類されます。Phytoplanktonは植物プランクトンの学名であり、zooplanktonは動物プランクトンについて用いられる名称です。通常、植物プランクトンは動物プランクトンより小さく、顕微鏡でさえそれらの観察を行なうのは困難です。海の食物連鎖の大部分は、植物プランクトンを出発点とします。これらは動物プランクトンによって食べられ、この小さな動物プランクトンはより大きな動物に食べられます。サメやシロナガスクジラに至るまで、順にこの連鎖が続いていくのです。
プランクトンは大部分の食物連鎖の基盤を構成するものであり、プランクトンへ与えられるダメージは他の多くの生物に影響を与え得るものです。多数のプランクトンを失うことは、大部分のオキアミに影響を及ぼすでしょう。そしてオキアミはクジラの主要な食物なのです。植物プランクトンは人間が吸う酸素を生産しており、植物プランクトンの数の減少は人間に影響を及ぼすかもしれません。汚染、特に化学的汚染物質による汚染は、海面のプランクトンに直接的な影響を与えるでしょう。これはプランクトンの数に対する重大な脅威となります。
またプランクトンは、食物連鎖における役割によってのみ重要なのではありません。プランクトンは有益な鉱物を生産するものとしても重要性を持ちます。海底に埋まり、後に採掘された古代のプランクトンは、石油、頁岩、その他貴重な鉱物の源となったのです。
地上の植物と同様、植物プランクトンは光合成によって二酸化炭素を吸着、固定し、より高い栄養レベルで使用できるようにします。植物プランクトンの成長に影響する主要な環境要因は、温度、光、そして養分をどれだけ得ることが出来るか、という点です。過剰な栄養分の影響で水温が上がると、植物プランクトンは急速に数を増し、赤潮(有害藻類ブルーム)が発生します。これは海に被害を及ぼすものとなります。赤潮が発生すると、多くのプランクトンは死んで、海底に沈み、そこで分解されます。これは海底の溶存酸素濃度の低下をもたらします。この溶存酸素濃度は、魚やカニなど、他の有機体の生存のために不可欠なものなのです。
主要な植物プランクトンは、ケイ藻、黄金鞭毛藻類、緑藻、褐藻類、双鞭毛藻類、クリプト藻などです。これらは栄養分のレベルや水質状況の変化に敏感であり、そのため植物プランクトンは海中の環境状況の指標として用いられます。
動物プランクトンは、微細なワムシ類から肉眼で見えるクラゲまで、様々な大きさを持つ浮遊性の動物を意味します。海中でのこれらの分布は、塩分、温度、そして食物によって決定されます。動物プランクトンの種は、一次消費者(植物プランクトンを食する)と二次消費者(他の動物プランクトンを食する)の二つで構成されます。
動物プランクトンは、三段階の大きさに分類されます。ミクロ動物プランクトンは原生動物やワムシ類、メソ動物プランクトンはカイアシ類、無脊柱幼生、マクロ動物プランクトンは端脚目の動物や魚の幼生、エビ、クラゲなどを含みます。これらも水質の変化に敏感であり、海中の環境状況の優れた指標となっています。
プランクトンの中で最も多いのが、カイアシ類です。カイアシ類には7500以上の種があります。これは小さなエビのような動物です。カイアシ類は動くために櫂のような付属器官を持ちます。彼らはケイ藻などの他のプランクトンを食べ、より大きいプランクトンによって食べられます。一つのカイアシ類は日に平均20万のケイ藻を食べることができます。
端脚目の動物は、コククジラの主要な食物であり、エビと等脚類の中間のように見えます。端脚目の動物は主に2ミリから50ミリの範囲内に含まれますが、いくつかはより大きいサイズを持ちます。端脚目の動物は世界の多くの部分において、水中の生態系でよく見られます。海、汽水域、そして淡水中に住みます。いくつかの種は、地上の生態系にも存在します。
最も興味深いプランクトンの一つが、フジツボです。それは、満潮時にのみ水が来る地帯に住んでいます。一見するとそれは軟体動物のように見えます。しかしフジツボの幼虫を観察するなら、事実が明らかとなります。フジツボは船体やブイに深刻な問題を引き起こします。
クラゲは、基本的に長い触手と大きな胃のみでできていて、プランクトンでもあります。彼らが獲物を捕らえ、麻痺させ、食べるために用いるその触手には針があります。彼らは胃をポンプのように用い、水中を動きます。多くの場合、流れに身を任せて左右に移動します。
カイアシ類、端脚目の動物、フジツボやクラゲは、プランクトンの中で最も数も多く、よく知られているものたちです。海は、この小さな有機体の世界を内包しているのです。そのほとんどは人間の目には見えず、しかしそれらは、海中のほとんどの生命の基礎なのです。これらの小さな存在を知ることは、神の特質とその偉大さへの私たちの認識を高めます。海の神秘について知れば知るほど、私たちは神の存在を信じるようになるのです。
 
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