イスラーム勉強シリーズ

 

 ご病気の方々へのメッセージ

 

第15番めの薬


嘆いている患い人よ。病気の有様を見て嘆いてはいけない。その意味を見つめなさい。そして、感謝の声を上げなさい。もし、病気の意味がよいものでなかったなら、無限の慈悲深さで全てを創造されたアッラーが、最も愛されたしもべたちに、病を負わせられることはなかったであろう。しかし、次のようなハディースが存在しているのである。「人々のうちで、災いや困難さに最もさらされた人々こそが、最も善良で、完成された人々である」。預言者アイユーブをはじめとして、預言者たち、アッラーの友といわれる人たち、そして深い信仰を持つ人は、自らの病について、それぞれが神の承認のためだけに行なわれる崇拝行為であり、慈悲深い神からの贈り物であると見なしたのであった。そして忍耐のうちに神に感謝を捧げた。無限の慈悲深さで全てを創造された神による、外科手術のようなものであると彼らは見なしたのだ。


 苦難に嘆く患い人よ。この輝かしい一団に加わることを望むなら、忍耐のうちに感謝を捧げなさい。その逆に不平を言っているのであれば、彼らはあなたをその中に迎え入れないであろう。不注意な者のための穴に落ち込むことになる。暗い道を行くことになる。


一部の病については、もしそれが死によって結末を迎えるのであれば、精神的な殉教者となる。殉教者といった、アッラーの愛されるしもべになる要因となるのである。例えば、出産から起こる病と腹痛の中で、あるいは、溺れたり、火傷やペストによって死んだ者が精神的殉教者になるように、死によってアッラーの愛されるしもべとなることができるいくつかの神性な病がある。


そして、病はこの世界への愛着や結びつきを軽減させるものであるが故に、死がもたらすこの世界からの別離の苦悩をやわらげるものでもある。時にはそれを愛させもするのだ。
 

 

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