イスラーム勉強シリーズ

 

 ご病気の方々へのメッセージ

 

第22番めの薬


ああ、卒中のような重い病にかかった兄弟よ。まずあなたによいことを知らせよう。信仰する者にとって卒中は素晴らしいものとされている。私はこのことを以前から、聖人とされる人々から聞いていたが、その意味を理解できなかった。今その意味が、このようではないかと心に上ってきたのだ。


聖人と呼ばれる、アッラーに特に強く結びつき、崇拝行為を熱心に行なう人々は、アッラーの承認を得るために、そして精神的危機から救われるために、さらには永遠の幸福を手に入れるために、二つの基礎的事項を実行したといわれている。


一つめ、自分の死への想念。つまり、この世界がはかないものであるのと同様、人自身も、義務を負った一時的な客人であることを考えることによって、永遠なる生のために努めたのであった。


二つめ、自らの欲望や感情という危険から逃れるために、苦行や修行によって、自らの欲望を抑えようと努めた。


半身の健康を失ってしまった患い人たちよ。あなた方には容易で、幸福の要因となるであろうこの二つの基本事項が与えられたのである。あなたの体の状態は常に、この世界の衰微と、人がはかない存在であることを気づかせているのである。この世界はまだあなたを圧倒することができずにいる。不注意なのんきさは、あなたの目をふさぐことができずにいる。半身不随となっているような状態である人を、欲望、特に無意味で迷信的で罪であるような欲望、欲望を満たすだけの食物などがだますことはできない。このような欲望の危機からすぐに逃れることができるのである。


このように信者は、信仰によって、そしてアッラーにお縋りすることによって、卒中のような重い病から、少しの時間で聖人たちの苦行ほどに、よい結果を得ることができる。その場合、このひどい病気も、たやすいものとなるのである。
 

 

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