イスラーム勉強シリーズ

 

 ご病気の方々へのメッセージ

 

第3の治療薬(3番目のくすり)

 

嗚呼、忍耐なしの煩い人よ、

とどまることなく生を受ける者たちはやがて消え去り、若者達はやがては老い、人間は絶え間なく死と別れを繰り返しています。このことは人々がこの世に楽しみ、気楽に生きるために来たのではないことを物語っています。

 

人間は生き物の中で最も完全で、気高く、他に対しては恵まれた装置を備えて、万物の霊長たる地位を保持する反面、過ぎ去った楽しさや将来起こりうる困難さのを案ずるため、動物よりも低いレベルの場所で、悲しく苦しい人生を過してもいます。

 

ということは、人はすばらしい生活をし、快適で幸せな生涯をおくるために生まれてきたわけではないということですね。多大な資本を手にしている彼、人間は、永遠の生活のために働き、勝ち得るためにここ(この世)へきたわけです。

 

人間に与えられている資本とは寿命(一生涯)のことです。もし病気が存在しなければ、健康や幸せに注意を払うことはありませんし、この世を快適だと思い込み、来世のことなど忘れてしまいがちです。墓や死を思いだすことも望まなくなり、人生という資本を無駄に使い果たすことになります。病気は一瞬にして、私達の眼を開かせてくれるものです。肉体や遺体は病気にこう申します。「あなたは永遠に生きられません。あなたにはある役目があるのですよ。高慢さを捨て、あなたを創ってくださったお方(創造主)に思いを馳せて御覧なさい。いつかお墓に埋められることを知り、その準備をなさりなさい。」と。

 

このように病気は決してだますことのないよき忠告者であり、勧告してくれる案内者でもあります。この点に関しては、病気について不平ではなく、おそらく感謝なさることでしょう。もし病気が重い場合はアッラーに忍耐を与えてくださるよう願うことが必要となるでしょう。

 

 

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